HOME > 断熱おじさん!の「快適な家を建てるための断熱・省エネ講座」
前回は断熱の性能「伝導」についてでしたが、今回は「対流」について話します。 対流とは温度差や風により空気が蓄えている熱が移動することです。
住まいでの対流による熱移動とは夏や冬に冷暖房した熱が換気や、すき間風で逃げることです。この冷暖房した熱が必要以上に逃げるため性能の大きいエアコンが必要となり光熱費の増加にもつながるのです。
では、すき間で空気がどのくらい動くのかを日本建築学会の資料でみると、家の外で風速2~3平方メートル/秒の風が吹いていると、この地域の高断熱高気密住宅(相当隙間面積(C値)=5平方センチ/平方メートル)で、1時間に住宅の約半分(0.54回)の空気が入れ替わります。
すき間はどこから入ってどこに出るかわからないすき間風をつくり、冷暖房費の増加のみならず、室内空気汚染(湿度の上昇)にもつながっています。
高断熱化だけで高気密化されていない、すき間の多い住まいは、温度差や空気のよどみをつくり結露の原因にもなります。また断熱材の中に空気が入ると断熱材の性能が低下し壁体内結露が起きる原因にもなります。
家の寿命や人の健康に大きく影響する結露、この結露が起きにくい家づくりが大切です。
2011.10.14