HOME > 断熱おじさん!の「快適な家を建てるための断熱・省エネ講座」
熱の伝わり方には「伝導」「対流」「輻射」の3つがあります。今回は、物体から発する熱、輻射(放射)熱について話します。
人が暑さ寒さを感じるとき、一般的には気温で表現することが多いですが、人の快適さに影響を与える温熱条件としては、気温、湿度、気流、輻射(放射)熱、の4つが重要となります。人は体の表面で、常に周りの環境と熱のやりとりを行っています。体温を維持するには、環境の条件や衣服・動きの程度で調節が必要となり、冷暖房や衣服は体温調節に重要な役割を果たすことになります。
例えば、冬の寒い時、壁の表面が温かく、人体の表面から熱が流れださなければ、体温調節に必要な熱は少なくなり室内温度をあげる必要もなくなります。室内の温度設定の変更で暖房費の削減にもつながります。この輻射(放射)熱を利用している代表的な暖房が床暖房やパネルヒーターなのです。また、暑い夏でも天井などからの輻射熱で、同じように室内温度を変更することが出来るのです。
室内の温熱環境を考えるとき、室温や壁などの表面温度を変える「熱」、この熱の移動をなくすために、断熱性能(伝導をなくす)と気密性能(対流をなくす)が重要となるのです。
次回は熱を伝えなくするための断熱材について話したいと思います。
2011.10.18