工務店の方へ
断熱材にはさまざまな種類があります。
種類によって特徴があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。性質を理解して正しく使用する事で数値にともなった断熱性能を発揮してくれる事は間違いありません。
キーワードとなるのは「用途や特徴を踏まえた正しい施工を行う」事です。
例えば外断熱は施工が簡単で性能が出やすいといわれますが本当にそうでしょうか?
家の外側から断熱材をすっぽり覆うため性能が確保しやすいのは事実ですが、断熱材以外の施工にも注意が必要のため簡単な施工であるとは言えません。場合によっては断熱材を屋根・壁・基礎と部位ごとに別々の職人によって施工を行う実例もございます。
これは大変問題を招きやすい状態で、部位同士の接合部分の施工をしっかりしていないと気密住宅とはかけ離れた危険住宅にもなってしまいます。土地や環境の違う条件のもとで品質の高い施工を行う事は最新の注意と技術が求められてくると思います。
納期優先・効率優先だけを重視すると品質は維持できないという事は私達が言うまでなくご理解しておられると思います。
私たちはこれまで「どの断熱材であっても施工が一番大事、誇れる品質性能でお施主の住み心地を守る」という方針のもと施工にこだわりやってきました。「最終的に困るのはお施主様だから」という意見に一喜一憂してくれる工務店や大工さんもいらっしゃいます、また思いの違いから激論をまじわし煙たがられることも正直、あります。
最後に困るのはお施主様です。今の建築業界の体質を続けていたら被害者はお施主様でそして最終的には私たち業者自身の首を絞めることになると思うのです。
私たちはどの断熱材でなければいけないとは考えておりません。断熱材の用途、特徴に応じた正しい施工をすれば間違いなく断熱性能は発揮出来ると思うのです。そして高い性能がでればお施主様が満足され感謝され結果的には口コミで評判は広がってくる、そうするとあまり広告宣伝をしなくてもお客様が集まってきてゆとりのある家づくりができるのではないかと考えております。
私たちは建築会社ではありませんので家を建てることはできません。でも断熱施工会社には珍しく自社施工で各種申請の支援、展示会・勉強会の支援など断熱に関するあらゆるノウハウを蓄積してきましたので「室内空気環境を高める」ことについては建築会社さんと一緒になって取り組むことができます。
「高性能の家にしたいんだが…」
「最近、お客様から性能に関する質問が増えてきたけどなかなか対応できない…」
などお気軽にご相談下さい。なお勉強会を実施させて頂いております。是非、ご覧下さい。